“In a minute”ってホントは何分?
未来をあらわす時制の一つとして会話の中でよく使われる “In a munute.” ですが、「すぐに」とはいったいどれくらいの時間を意味しているのでしょうか。また、”Do you want to…?” を使った依頼の仕方も紹介しています。
友達と待ち合わせをしていて
A: Hey Aozora, where are you at?
あおぞら、今どこ?
B: I just got off the highway. I will be there in a minute .
ハイウェイ降りたところ。もうすぐ着くよ。
この “Where are you at?” は “Where are you?” と同じ意味でよく口語で使われます。
ここでの
“In a minute.”
厳密には1分後なんですが、1分後には絶対現れません!!
最低15分以上かかると思っておけば間違いないでしょう。15分と言われたら30分はかかります。
おなじような感じで「後で」の”Later”も日本人にとっては少し厄介です。
“I’ll call you later.”
“I’ll do it later.”
これらを日本語の『あとで連絡する』『後でしておく』で捉えてはいけません!
彼らにとっての Later は「今日中に」とは限らないのです。
ある時は数日後、ある時は数週間後の意味で使われます。
「あとで電話するね」と言われて一日中期待して待つなんてことはしないように。
実際にその日のうちに電話する場合は文の最後に “…..later TONIGHT” など時を表す単語が付くことが多いのでそれで見分けるといいでしょう。
相手を誘うときの表現
A: Do you want to meet me at the mall?
モールで待ち合わせしない?
B: Sure, sounds good to me.
いいね。
“want to〜” 〜したい と学校や塾で習いましたよね。
ここでは「したい?」というよりも、「しない?」という意味が強くなります。
「モール行きたい?」ではなく「モール行かない?」がしっくりきます。
日本人感覚だと、なんだかしっくりこない感じですが一般的に使われます。
みなさん、次の例をどう訳しますか?
A: Do you want to help me bring this box upstairs?
B: No problem.
「この荷物上の階に持っていくの手伝いたい?」
ではなく
「この荷物上の階に持っていくの手伝ってくれる?」
となります。
内心、このように誘われて
『運んでやってもいいけど好きでやりたいわけじゃないよ』
と思ったことはありませんか?
ここでの “Do you want to…?” は単なる依頼で深い意味はありません。
大丈夫です!
誘い、誘われ続けると慣れます
ということで、今回は簡単だけど紛らわしい表現について紹介しました。アメリカに来て9年ほど経ちましたがクセのつよい同僚との日常会話や友達との他愛もない会話こそ実はめちゃくちゃむずかしいなぁと感じる毎日です。もちろん会議やニュースでの英語はむずかしいのは当たり前ですが、ふつうの会話がいちばんむずかしい! そういう思いからこのブログを立ち上げました。みなさんに少しでも役立ててもらえるような内容にしていきたいと思っています。
青空